世界に通用するベトナムの有名大学を8つ紹介します
2021.07.20
ベトナム
世界に通用するベトナムの有名大学を8つ紹介します

ベトナム人の採用を検討するとき、履歴書の学歴欄を見ると思いますが、現地における大学のランクがいまひとつピンとこないことも多いと思います。ベトナムの大学は、国家大学、国立大学(地方総合大学・専門大学)、私立大学の3種類あり、世界に通用する有名校も少なくありません。そこで、世界に通用するベトナムの有名大学を8校、ご紹介したいと思います。

ベトナムの有名大学①: 国家大学は全国で2校

国家大学は、政府直属の教育機関のため、研究・教育の予算が優先的に配分されています。学費も安いことから全国の優秀な学生が入学を目指します。

ベトナム国家大学ハノイ校

ベトナムの国家大学は2校のみで、そのひとつが国家大学ハノイ校です。自然科学や人文社会科学などの7つの大学から構成されており、ハノイ市内に4つのキャンパスを構えています。7大学のひとつが、友好と結束の象徴として設立された日越大学。日越のみならずASEAN諸国やアジア諸国で活躍できる人材育成を目標としています。日本の大学や企業の支援のもと設立されているため、日本留学経験がある卒業生が多いことが特徴です。

ベトナム国家大学ホーチミン市校

ベトナム国家大学ホーチミン市校は、ハノイ校に続く高い研究レベルを誇る総合大学です。広島大学や九州大学などの日本の国立大学と提携しながら、ベトナム人留学生を積極的に派遣しています。日本語教育の草分け的存在でもあり、かつては大部分の日本語話者がホーチミン校から排出されていました。ホーチミンは、日本語話者や日本愛好者がとりわけ多いエリア。その土壌を作った大学がベトナム国家大学ホーチミン市校だと言っていいでしょう。

ベトナムの有名大学②:国立地方総合大学は専門教育がメイン

ベトナムにおける国立大学は、ベトナム教育訓練省の管轄であり、とりわけ地方総合大学は、教育、農学、科学、経済、外国語等の専門家の排出をミッションとしています。

国立フエ大学

ベトナム中部にあるフエは、19世紀から20世紀にかけて中国・阮朝の都がおかれていた古都。風情ある雰囲気から「ベトナムの京都」とも呼ばれ、日本人に人気の観光地のひとつです。古都という地域の特性から、国立フエ大学にはベトナムでは珍しく観光学部が設置されています。主に日本の私立大学と提携を結び、交換留学や共同研究がすすめられています。

国立ダナン大学

同じくベトナム中部にある国立ダナン大学は、工科、経済、師範、外国語の4大学、および技術短期大学から構成されています。ダナンに投資する日系企業が増えていることから、ダナンは今までにない日本語学習ブーム。外国語大学の日本語学科を卒業して、ダナンに拠点がある日系企業への就職を目指す在学生も多いそうです。

ベトナムの有名大学③:日本語教育コースが充実

国立も私立も共に、国内における日本語教育に対するニーズの高さから、日本語教育コースが充実しているところが目立ちます。

国立ハノイ師範大学

教員養成系の大学では国内トップのハノイ師範大学。ベトナム国家大学ハノイ校から独立するかたちで設立されました。日本語教育は1992 年から開始されており、ハノイで日本語教師として働く在学生・卒業生も少なくありません。そのほかの師範大学にも日本語教師を養成する学科やコースがあります。そのため、師範大学出身の日本語話者の履歴書を目にすることも少なからずあるでしょう。

タンロン大学

タンロンとはベトナムの古い地名のこと。由緒ある地名を冠するタンロン大学は、ベトナムで初めて設立された私立大学です。国家大学や国立大学とくらべると学費が高額のため、同校出身者は基本的に裕福だと考えていいでしょう。師範大学ではないものの、日本語学科が開設されており、日本の私立大学との学生交流が積極的に行われています。

ベトナムの有名大学④:好条件の就職を目指せる技術系

ベトナムは、経済的発展により生活水準が飛躍的に向上していることから、工学や農学などの技術系の大学のニーズも増しています。

ハノイ工科大学

ベトナムでは、工業団地、道路、橋梁などの開発が進められていることから、好条件の就職が見込める工学系に人気が集まっています。ベトナムの「東大」とされるトップ校が国立ハノイ工科大学。ベトナムで最初に設立された技術系総合大学です。国家大学にも工科大学が含まれていますが、それらを抜いてベトナム1位の地位を得ています。ハノイ工科大学に限らず、工学系の大学の学生は、日本の建築技術に対する興味から、日本語を並行して学んでいることが多いという印象があります。

ハノイ自然資源環境大学

ベトナムで深刻化している自然破壊や環境汚染を解決するために、政府主導で設立されたのがハノイ自然資源環境大学。シンポジウムやワークショップなどを通じて、日本の研究者との交流も積極的に行っています。ハノイ自然資源環境大学は、いわゆるエリート養成機関。農業などの現場で活躍する人材は、ワンランク下の農業系大学の卒業生です。農薬被害に対する問題意識から、有機農業に興味を持つベトナム人が増加。大学を卒業したあと、有機野菜の生産方法を学ぶために来日するベトナム人もいます。

まとめ

ベトナムの大学進学率は30%程度とされています。経済的な事情から、就職してお金を貯めてから大学に入学するベトナム人も少なからずいます。国家大学や国立大学を卒業していれば、高い学力があると判断していいと思いますが、日本語能力についてはその限りではありません。学歴を参考にしつつ、本人の意欲や実際に話した印象を踏まえて、採用を検討するのがいいでしょう。

執筆者:ひこすけ

大学にて10年間勤務したのち、ベトナム現地企業にて、地方中小企業の販路拡大支援に従事する。大学では留学生、ベトナムでは現地スタッフ指導経験あり。日本語教育にも関わっていました。現在はライターとして活動中。

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