外国人インタビュー

頑張る外国人インタビュー ゴックさん

25歳女性。大学で心理学を専攻したのち、技能実習生として来日。現在は翻訳者・通訳を養成する大阪の専門学校に通いながら、介護施設で働いています。

日本を知ったのは10歳の時、アニメで。初来日は4年前の2017年のこと。技能実習生として京都の食品会社で3年間、おそうざいづくりの実習に携わるなかで、彼女のこころの奥に将来の夢が芽吹きました。

翻訳・通訳の専門学校に通っているゴックさんです。食品会社で技能を学んでからいったん帰国し、11月に再来日。4月から通学しています。

「学校は平日朝9時からです。宿題も含めて毎日夜遅くまで、勉強が本当に大変で……(笑)日本語はむずかしいけど勉強はとても面白い! 日本語能力試験はN2に合格しています」

 インタビューの受け答えにも困らない語学力です。休日はどんな風に過ごしていますか?

「週末はなるべく介護のアルバイトをして、生活費にあてています。介護の仕事は大変ですが、やればやるほど好きになります。介護の仕事は、大きな人助けになるので、やりがいを感じますね。

アルバイトがない日にはボランティアに参加して気分転換をしています。障がい者の方々が集まるセンターでお話やお手伝いをしたり。日本の文化を教えてもらって、楽しいです」

卒業後はベトナム人の実習生や社員のいる企業に就職して、ベトナム人のヘルプや採用窓口をしたいというプランを教えてくれたゴックさん。その先、将来の夢を尋ねてみました。

「えー? えーとそれはー……ヒミツです(笑)」

ヒントだけでも聞かせてもらえませんか?

「……本当の夢は、ベトナムで障がい者の支援をしたいです。日本は障がい者支援が充実しているし、皆さん頑張って生きておられます。将来はベトナムに戻って、この分野でベトナムと日本の交流の役に立てたらと思っています!」

 ハニカミ笑顔がすてきな彼女は、夢まですてきなのでした。しつこく聞いてごめんなさい!

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