ベトナム人就職ストーリー

NGUYEN CHI HAIさん

2019-01-24

NGUYENさんはホーチミン市工科大学を卒業後、2017年9月に来日しました。現在は首都大学東京の大学院2年生で、今年(2019年)の秋に卒業する予定です。卒業後は帰国するのではなく、日本で就職したいそうです。

NGUYENさんの実家はベトナム最大都市のホーチミン市にあります。大学4年生の弟さんはお兄さんの背中を見て、卒業後日本に留学できるように頑張っているそうです。NGUYENさんは今、卒業に向けて残りの単位を取得することと共に、日本で就職先を見つけることが目標です。就職して生活が安定したら一度ご両親を日本に招待して、自分の日本での生活を見せてあげたいと話しています。

NGUYENさんは、大学では医療機器を専攻して、大学院では医療分野の情報処理を研究しています。出身大学はベトナムでもトップレベルの大学で、優秀な学生が集まっているため企業の注目を集めています。そのため、ベトナム本国でいい就職先を見つけることもできます。しかし、NGUYENさんは在学中から医療やIT分野が進んでいる日本に興味を持ち、日本で大学院に行けるように大学生活と並行しながら自ら日本語を学びました。そして、希望の分野で、奨学金を受けながら日本に留学できて、努力が報われたと実感したそうです。

ベトナムでN2相当の日本語能力を身に付けても、日本人学生に囲まれて日本語で授業を受けるのは決して簡単なことではありませんでした。最初は複雑な表現や早口が苦手だったそうです。1年半経った今でも、流暢に話せるように日々の学生生活の中で意識して練習する毎日です。

生活面においては、同じ研究室の日本人の友人に大いに助けてもらったそうです。例えば、アパート引っ越しの際に電気や水道の契約をしてもらったり、銀行口座の開設をしてもらったり。NGUYENさんは自分が助けてもらったときと同じように、周りのベトナム人や外国人の友人を手伝うようにしています。

残り約半年の大学院生生活を楽しみながら、就職活動も始めています。最近、NGUYENさんは1社から内々定をもらったそうです。ベトナムに拠点を持っている日系のICT企業として、優秀なNGUYENさんの即戦力としての活躍やベトナム人と日本人の架け橋の役割を果たすことに期待してオファーを出されたそうです。時間が許す限り多くの企業を知り、自分の能力を最大限に発揮できる就職先を選びたいと話していました。